• 福田幸寛

カミさまプロジェクト-システムコーチング®︎受講編①-

最終更新: 4月25日

【きっかけ】 妻(オンラインの場では、カミさまのように敬うという覚悟で、カミさんと呼んでいます。以下、カミさん)との関係性がここ数年の課題です。 決してそこまで関係性が悪いというわけではありません。誰かと比べるようなものではありませんが一般的に言ったらむしろ良い方なのかもしれません。 ですが、 僕は、もっと心からの繋がりをお互いに感じられるような関係にしていきたいと思っています。それは、自分が総合診療医として、たくさんの人生に寄り添い続けてきたから気づいたことが関係しています。

 多くの人が家族関係に課題を抱えています。 夫婦関係と親子関係のどちらかには必ず課題があると言っても言い過ぎではないかもしれません。その課題から目をそむけたり、あきらめていたり、表面的には気が付かないようにしているからこそ、違う問題に苦しめられていることを目の当たりにしてきました。 自分の目の前に広がる世界は、自分のフィルターを通して、自分に見えています。そして、鏡のように自分の課題を映し出しています。 つまり、僕が見てきた、たくさんの家族の課題は、僕自身の家族の課題だということです。 僕は、 頑固おやじに育てられて、父からの愛情に飢えていました。 本当はもっと、何を感じていたのか、何を考えていたのか、知りたかったのです。 僕が19歳の時に父は他界しているので、 もうそれが叶いません。 あの頃からずっと、 いや、 本当は子供の頃からずっと、大切な人と深く関わりたいと思っていました。それができないことが悲しい。相手の思考や感情を知りたい。 誰にも嫌われたくない。僕は、いつでも周りの顔色を伺って生きています。 だから、 僕は今、一番大切で身近な存在であるカミさんと、深い心の底からのつながりを得たいと思っています。 そんなとき、NVC(非暴力コミュニケーション、これもそのうち書きます。)というコミュニケーションを学んでいる中で知り合った、長友まさ美さんがシステムコーチング®︎のモニターを募集しているということで、直感ですぐにお願いすることに決めました。

【やってみて】  システムコーチング®︎は、二人同時に受講するので、まずはカミさんに一緒に受けることを承諾してもらう必要がありました。普段からカミさんは、僕の衝動的な性格も、学びへの貪欲さも、理解してくれているので、もしかしたら渋々だったのかもしれませんが、多少の怪訝さと共に承諾してくれました。 まず、オリエンテーションで顔合わせと2人のグランドルール(DTA:Designed Team Alliance)を決めました。これを決めるときも、やや僕の意見が色濃く出ている印象はありますが、ある程度コーチが、二人の意見を調整してくれました。

※大事にしたいこと ・思っていることを出し切る ・一歩踏み出す勇気を持つ ※もし困難な事や対立がおきたとき、どう対処する? ・相手も自分も尊重して共創する

そして、待望の第一回が開催されました。 第一回のお題は、「国づくり」でした。 2人がそれぞれ自分の国を作って、自分の国、相手の国がどんなところかをお互いに行き来しあった後で、二人の国を作ろう、というワークです。(ワークの詳細は秘密)


自分の国で大切にしたいこと ・自然に溢れている ・居心地の良さ ・一人一人の存在が尊重されている ・本当にやりたいことをやっている ・自発的に好きなことをやりたい人同士が集まる ・楽しむこと→楽しむ覚悟がない人は入国禁止 ・成長すること ・いま苦しくて悲しくても、抜け出したいという希望があること
カミさんの国で大切にしたいこと (抜粋、自分が受け取ったもの) ・自然に囲まれて、適度に便利さもある ・入国審査なし(おっちゃんがどうぞどうぞーと招き入れているイメージ) ・それぞれが国のための仕事を助け合って分担してやっている ・仕事以外の時間は、家族や友人と楽しく過ごす時間

それぞれの国を作って、考えたことと感じたこと  自分の国を作るということは、自分が大切にしたい価値観を表現することだと思いました。そして、僕が大切にしたいのは、楽しむこと、自律的に動くこと、人間的に成長することです。これらを表現して、同意するしないは別として(だって僕の国だから)、いったん否定されずに受け取ってもらうというのは、自分自身の価値観が、それはそれでそのままで良いと言ってもらえたようで、自分が認められたような嬉しさを感じました。  カミさんの国で考えたことは、「国のための仕事を分担してやっている」というところが、自分がいまできていないことをまさに示しているということでした。 僕自身は、家事貢献率の高いイクメンだと自負していますが、自分が好きな炊事周辺は喜んでやるものの、掃除洗濯類はやらない傾向にあります。 自分の国を想像しても、好きなことだけをやって生きていくので、多少汚いゾーンもある。。。(家事論争については、いずれまた書きます。) そのことを責められたような気がして、一瞬、ズキッと胸が痛みました。 ところが、このワークは、僕について語られているのではなくて、カミさんの国についての話です。 その前提があったおかげで、いやいや、これは自分についてではなくて、カミさんの国についての話だ、とメタ認知(自分の思考・感情・行動について観察すること)することができました。 そして、ズキッと胸が痛んだ後、少し頭に血が上るような感覚を感じて、それが落ち着いていくのを観察していました。 2人の国を作るということ  それぞれの国について話をした後、2人の国を作りました。 お互いの国のいいところを持ち寄ったり、それぞれが特に大事にしたいことを尊重したり、新しいルールを作ったりしました。 2人の国という比喩を使うことで、それぞれ大事にしたいことがお互いの人間性に向かずに、共通の価値観を作っていくという目標に向かわせることができました。

そもそも、 忙しい日常の中で自分の価値観に思いを巡らせる機会も少ないですし、 ましてや相手の価値観に心を寄せることなど、どうやってできるでしょうか。  多くの日常のいざこざは、自分の行動が、相手が大切にしたい価値観を満たしていなかったとき、相手の行動が、自分の大切にしたい価値観を満たしていなかった時に起こります。つまり、自分が大切にしたい価値観と相手が大切にしたい価値観は、真の意味では対立はしません。 それなのに、つい相手の行動をみて、相手の人格を責めてしまいます。 「なんでお前はいつもそうなんだ!」 「あの人は、全然家事をやってくれない。」 今回のワークでは、相手の行動や人格に意識が向くのではなく、 お互いが満足できる過ごし方に意識を向けることができました。 「国」という表現をすることで、お互いの価値観がキャラ化されて、お互いの人格から切り離して考えることができるのではないかと思います。 そして、第三者がそのやりとりをリードしてくれることで、さらにお互い冷静に客観的に話をすることができたのだと思います。 【それから】 1ヶ月後に次回のコーチングセッションを予定して、今回は終了しました。そして次回までに、我が家の家事を書き出して、なんとなくの役割分担がどうなっているのか、本当はやりたくないものをどれだけ我慢してやっているのかを把握することにしました。 そして、2人ともやりたくないものは、自動化したり省いたり外注したり、作戦を練ることにしました。 ところが、その作戦会議を待たずして、我が家に変化が! なんかカミさんが優しいのです。 僕が、やりたいと思っている炊事(料理とお片付け)を素直に頼んでくれたり、やったらやったでありがとうって言ってくれたり、僕の1人時間を作ってくれようとしたりしてくれます。まだ作戦会議していないんですけど。 そして、僕も、なるべくカミさんが本当はやりたくないことを察してやろうという気持ちが出てきました。 カミさんからしたらまだまだかもしれないので、察して行動しているとは書けませんが。 作戦会議をやってどうなるのか、2回目以降のシステムコーチング®︎で我が家にどんな変化が起きるのか、とても楽しみです。


*システムコーチング ®︎はCRR Global Japan合同会社の登録商標です。

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